HOME > お薬コラム一覧 > 第2回 試験によく出るポイント(2)『飲み合わせ』

『飲み合わせ』

薬の飲み合わせとは、
他の食品(成分)や医薬品(成分)との相互作用(効きすぎなどの悪い影響)のことです。
「グレープフルーツ」と、ある種の血圧降下薬の飲み合わせは有名です。


ここでは、注意すべき飲み合わせの代表的なものを上げておきます。
「アルコール」をよく飲む人では肝臓の代謝機能が上がっており、代謝が進み過ぎて、予期せぬ結果や不都合に至ることがあります。


本試験にてよく出る問題は、アルコールと「アセトアミノフェン」の飲み合わせであり、決して良いことはありません。
他の医薬品でも、絶対に酒と薬は一緒に飲んではいけません。
カフェインやお茶やコーヒー、さらには牛乳なども飲み合わせには十分に注意が必要です。


★腕試し
下記の文章を読んで、下線部の表現が正しいか考えてみましょう!

  1. アルコール(酒類)をよく摂取する人では、肝臓の代謝機能が低下しており、そのためアセトアミノフェンは薬効を発揮できないことがある。
  2. アルコールは胃や腸から吸収され、肝臓に運ばれてからまず酢酸に代謝され、さらに代謝が進んでアセトアルデヒドになって排泄される。
  3. カフェインは胃液分泌亢進作用があるため、胃腸障害を起こすことはないが、尿を出やすくする利尿作用がある。
  4. 貧血用薬(鉄剤)を服用すると、よく便が黒くなることがあるが、鉄剤の服用前後にコーヒーや緑茶を摂取すると鉄の吸収が良くなることがある。

↓第1回「プラセボ効果」の答え合わせは下記のとおりです。↓

  1. プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、望ましいもの(効果)だけであり、不都合なもの(副作用)はない。
    ⇒プラセボ効果によってもたらされる反応や変化にも、望ましいもの(効果)と不都合なもの(副作用)とがある。
    答えは「×」
  2. プラセボ効果は主観的なものがほとんどであり、客観的に測定可能な変化は含まれない。
    ⇒主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもある。
    答えは「×」
  3. プラセボ効果は必ず期待できるものであるが、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。
    ⇒プラセボ効果は、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。
    答えは「×」
  4. アレルギー反応は、人体の免疫機構とは関係なく、引き起こされる一種のプラセボ反応である。
    ⇒アレルギーは、免疫機構が過敏に反応して、人体にとって好ましくない症状が引き起こされる反応である。
    プラセボ反応ではない。
    答えは「×」
お薬コラム
第1回 試験によく出るポイント (1)『プラセボ効果』
第2回 試験によく出るポイント (2)『飲み合わせ』
第3回 〈漢方特集〉生薬・漢方の原点に返る
第4回 〈漢方特集〉男の漢方‐夏の食とおすすめ漢方
第5回 〈漢方特集〉女の漢方-夏本番「気」を鎮める方向が一番
第6回 〈漢方特集〉知って得する「肝臓とカンゾウ(甘草)」
第7回 臓器の活躍に注目。「膵臓」の重要性!
第8回 グレープフルーツだけじゃない?医薬品の作用に影響を与える柑橘類とは
第9回 薬との相互作用があるシメチジン、本当は使いやすい薬?
第10回 喘息治療を受けている人はご用心!? カフェインと喘息治療薬について
第11回 長引く風邪には葛根湯より他の漢方薬を選ぶ方がいい!?
第12回 吐き気、二日酔いにも漢方薬が効く!?
第13回 漢方薬の選択は人それぞれ違う!?
第14回 めまいと漢方薬は相性がいい!?
第15回 ノロウイルスは漂白剤でやっつける?
第16回 てんぷらのお供の大根おろしは消化剤?
第17回 ニコチン置換療法だけじゃない!? 禁煙をサポートする飲み薬とは?
第18回 止まらない咳の原因は胃酸だった!?
第19回 花粉症治療薬と胃薬、関わる体内物質はどちらもヒスタミン?
第20回 目薬をさした後に苦みを感じたら要注意かも!?
第21回 飲み薬じゃなくても胃痛・胸やけはあらわれる!?
第22回 腎臓の働きと逆転の発想で生まれた糖尿病治療薬
第23回 骨を丈夫にする治療は年一回の時代へ(?)
第24回 頭痛にも漢方薬が効果あり?
第25回 薬害を引き起こしたサリドマイドの意外(?)な領域での復活
第26回 多くの人の人生を狂わす覚醒剤はもともと「エフェドリン」!?
第27回 一般用医薬品と医療用医薬品、同じ成分でも使用目的は異なる?

ページの先頭へ戻る